Roon ROCK (Roon Optimized Core Kit)の構築
中古で手頃なNUC(NUC11PAHi5)を見つけたのでゲットして、
Roon ROCK (Roon Optimized Core Kit)を構築しました。
構成
今後のことを考えて、公式の推奨するROCK 大容量ライブラリ(12,000枚以上のアルバム)またはDSPの使用により、8GB RAMと256GB M.2 SSDにしました。
その他は、自作PCの内部にHDDが格納されていたので、直接NUCにつなぐために、
元々持っていたHDDスタンドと(下のものは新しい型)、
このHDDスタンドのアダプタが心もとないで、NUC電源用と合わせて2つづつ、
DC電源ノイズクリーナー・バルクキャパシタを導入しました。
ノイズフィルターのPetit Susieと接続して使用します。
あり、なしで聴き比べをしてみましたが、あると確実に芯が太い元気で明瞭なサウンドになりました。今は結局使える所に全て導入しています。アマゾン、楽天よりヤフーショッピングが安いです。
記事にまとめました。
組み立て
組み立て方は以下のブログがわかりやすいです。
私もNUCはじめてでしたが、ただSSDとメモリを取り付けるだけなので簡単です。
ですが触ったことのないものを触るので、組み立て方を見ておいたほうが安心です。
トラブル一覧
自分が構築にあたって出くわしたトラブルです。何かの参考になれば幸いです。
- 2.5インチSSDが入らない
元々ノートPCに付いていた2.5インチSSDを取り付けようとしたところ取り付けられませんでした。厚みが9.5mmのもので、NUC11PAHi5は7mmのもののみ対応のようです。ですので取り付けるSSDの厚みには気をつけて下さい。
- Boot Orderの設定がない
公式の説明にも「SSDから最初に起動するように起動順序を設定します。(マウスを使用している場合は、ドライブをドラッグして適切な順序にすることができます。それ以外の場合は+
と-
キーを使用します)」とあったのですが、私のBIOS設定では起動する順番を設定する画面がありませんでした。ですので最初SSDを認識していないのかと焦りました。その他の設定を確認してこの部分はないので無視したら無事先に進めました。 - SMB接続ができない
解説に「Roon OSへの接続 – Roon OSは、Dataというネットワーク共有フォルダーを公開しています。このSMB共有には、以下の手順でアクセスすることができます。」とありましたがこれが見つかりませんでした。ですのでネットで調べて以下の対策をしたら表示されるようになりました。
- ダウンロードしたffmpegはフォルダ全部ではなくffmpegのファイルのみ
これは単純によく見ていなかっただけなのですが、ネットワーク上で見つかったROCKにffmpegをコピーする必要がありますが、ダウンロードしたフォルダごとでなく、その中のffmpegのファイルのみです。
動作
今までRoonの動作に不満は感じていませんでしたが、
NUC11PAHi5での動作は快適です。今まで以上にスムーズに動作しています。
音質
Roon ROCK (Roon Optimized Core Kit)の構築は音質の向上が目的だったのですが、
今までのWindowsの普段使っているPCとは透明感や奥行きが別物です。
今まで聞こえなかった細かい音やニュアンスが聞こえてきます。
さすが音楽再生専用の音質です。
Roon ROCK (Roon Optimized Core Kit)にインストールするOSの容量は1G未満です。
Windows 10は空き容量32GBが必要とありますから、サイズからしてまったく違います。
余計なものが入っていない、動いていない分再生品質がまったく変わってくるのでしょう。
なぜかRoon公式はRoon ROCK (Roon Optimized Core Kit)の音質については
何もアピールしていませんが、
音質を追求するためにRoon ROCK (Roon Optimized Core Kit)を構築する価値はあると断言できます。
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