Roon公式の廉価版Roonサーバー:Nucleus One
数日前にRoon公式の廉価版Roonサーバー、Nucleus Oneが発表になりました。
皆が驚いているのは価格で、499ドルだそうです。
かなり戦略的な価格だと思います。
個人的にはRoonのユーザーが増えて盛り上がってくれればいいなと思います。
Roon公式ブログのNucleus One紹介記事です。Google翻訳で日本語で読めます。
こちらの動画で外観がわかります。
廉価版なのでポリカーボネート製でCPUファン付きだそうです。
Nucleus One Unboxing
英語ですがレビュー動画です。
Roon Nucleus One server
Roonコミュニティだと、安くていいけどCPU次第だ、という声が多かったのですが、
分解している人の記事が紹介されていました。
ドイツ語ですがGoogle翻訳で日本語で読むことができます。
「Intelの 4コア Celeron プロセッサ、8GB のRAMと86GBの内部ストレージ」とあります。
気になるCPUはインテル Celeron 4コアだそうです。
やはり安いのでCore i3でもなくCeleronです。
こちらは上位版モデルのNucleus Titanですが、価格は3699ドルです。
499ドルと3699ドル、かなり極端な価格差ですね。
私は見てくれよりもパフォーマンスが気になるので、
Roon NucleusはCPUを公開していないので推測するしかないのですが、
Nucleus TitanはROCKがサポートしている最上位のNUC12i7のものを、
Nucleus Oneは4コアのCeleronで最新のものと仮定(あくまで推測です!)して、
現在のスタンダードとなっているモデル、NUC11i7,i5,i3と比較してみました。
単純にCPUパフォーマンスを比較すると、
NUC11i7,i5,i3、Nucleus Titan(?)、Nucleus One(?)がそれぞれ
CPU Mark:
10304 | 9842 | 6117 | 17223 | 4057 |
CPU シングルスレッド性能:
2,826 | 2,692 | 2,650 | 3,322 | 1,511 |
となりました。
Nucleus Titanも、これまでの上位モデルは
Core i7であっても決して最新のものを使っていないとか、
ファンレスのため発熱を抑えるために性能を抑えていると言われているので、
ここまで飛び抜けた性能ではないと推察します。
Nucleus Oneは他に比べてかなり性能が落ちますが、
カジュアルユーザーなら充分な性能だと判断してあの価格とCPUを選んだのだと思います。
499ドルは公式の製品としては安価ですが、1ドル150円計算だと75000円、
日本で市販されれば79800円~99800円ぐらいにはなるのではないでしょうか。
それなら自分でROCKを組んだ方がいいと思います。
まあ、中古のNUCと新品のサーバーを比べるのはナンセンスだと思いますが、
6万円も出せばずっと優れた性能のROCKを構築できます。
自分でRoon ROCKをインストールするのが不安な方は、
セットアップを代行していますのでぜひご利用ください。